沖伝

いつか子孫が読んでくれたら嬉しい

高校野球

高校の野球部はスポーツ推薦で入部した。毎年地方予選でベスト4から8には入る強豪校だ。

残念ながら沖の代は2回戦で負けたが…。

 

まずなんで野球嫌いなのに強豪校を選んだか。

一つは受験勉強をしたくなかった、ただこれは大きな理由ではない。

最も大きなことは沖の性格にある。

遡ること幼少期。沖は大人しく女の子と遊ぶことが好きだったそうだ。そのため男子から揶揄われたり馬鹿にされたりしたが、喧嘩する根性もなく、ただ悔しい思いを抱えたままだった。

それでも野球を始めてからは、パッタリそんな経験をした覚えはない。

(長男には是非体育会系の部活動を推奨したい(でも野球は尻大きなるから注意。引退してからも尻の大きさ変わらないから注意。サッカーの方がモテてキラキラした青春送れる可能性高いから注意))

 

だが沖の中で、その悔しい思いが消化されることはなく、「下剋上」にとても快感を得るようになった。

弱い方が勝つのが好きになり、負けている方を応援する。要は自分を投影しているのだ。

 

だから「自分も本当はすごいんだ」「認められたい」という思いを抱き、その承認欲求を満たすために強豪校を選んだ。

これが最たる理由だ。

 

 

 

この選択はミスだった。

承認欲求が満たされるのは入学前だけだ。

 

ある者は3年夏までの高校野球人生を懲役2年半と言った。

 

毎日朝練に行く時、かるーく車に轢かれへんかなぁと思っていた。

 

でもこの承認欲求が就職活動の時にも登場してきて、また選択ミスをするのだから、2年半の懲役を経ても人間はそう簡単には変われれない。