沖伝

いつか子孫が読んでくれたら嬉しい

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

祖父の死2

小学校4年の授業中。 沖は担任から早退を指示された。 学校の門前ではすでに両親及び兄が神妙な面持ちで待機しており、沖はランドセルを背負ったままその足で隣県の病院へ向かった。 病室へ入ると、沖をあんなに畏怖させた祖父が酸素マスクを付けて、昏睡し…

祖父の死1

家族が産まれた話をしたので、家族が亡くなった話もする。 母方の祖父が亡くなった時、沖がまだ保育園児でほとんど記憶がない。 父方の祖父が亡くなったのが、小学4年生の時だった。物心ついてから家族が亡くなったのは父方の祖父が一番最初である。今回は…

長男の出産

不公平にならないよう長男の出産の時も書く。 長女の出産からおよそ2年。世の中はコロナにより大いに変化した。 長女出産からしばらくして中国武漢にてコロナウィルスが確認。それからもテレビでは、屋形船の乗客コロナウィルス感染!奈良のバスガイドがコ…

長女の出産

前回、血に関連してと述べたが、出産で血を見て沖が卒倒したとかそんなことではない。 実際、血は一滴も見なかった。というよりも見せないようしてくれた。 妻は沖が血が苦手であることを憂慮し、どういう出産にしたいかという確認書にその旨記載し提出して…

最古の記憶

覚えている最古の記憶。 聞いて情景を想像したものでなく、自分の肉眼から海馬に保存した最古で最初の記憶は保育園の時だった。 両親は共働きだった。自転車で決まった曜日にどちらかが担当し沖を送り迎えした。 その日は父が担当で保育園からの帰り道のこと…

はじめに

沖です。 このブログを始めたのは、ちょうど30の年になり何か始めようかと思ったことがきっかけで、 考えてみると、案外自分の父親と母親がどうやって出会って〜とか、おじいちゃんがどんな仕事してて〜とか知らないなぁと思ったので、 自分の子供や孫がジジ…